例会日記   創立以来福井代表が欠かさず発行している会報から一部を抜粋しています(2003年1月〜6月)


2003年6月28日 No.694
  どうして私って、しょっちゅう間違えるのかなァ〜?
  慌てない、でも気を抜かない
スクェアダンスも他のダンスと同じように、音楽のテンポ・リズム・メロディに合わせて踊ります。しかし、スクェアダンスは他のダンスと違ってもう一つ大切な要素が必要です。

音楽以外にコールがあるのです。コールで踊るダンスなのです。ダンサーの次の動作はコールで決まるのですから、“先の見えない”踊りなのです。一定の時間の々動作を繰り返すフォークダンスや日本民踊、主に男性のリードで定められたステップをつなぎ合わせて踊る社交ダンス、長い伝統の中で動き・順番・所作が決められている日本舞踊・バレー等のダンスと違って、スクエァダンスでは、次に何が起こるか分からないダンスなのです。

具体的には、MSを踊っているなら68、プラスなら100、アドバンスなら183のコール(動作)のどれが次に出るか、ダンサーには分かりませんし、しかも自分以外の7人の仲間と共同作業もしなければならないのです。このような“先の見えない”、しかも次々と迫る“連続技”から成り立つダンスで、間違いをしないためには、“慌てないこと”に心がけましょう。1度のミスで慌てふためいて、頭の中が真っ白になり、次のコールも分からなくなり、更にはセットの中を訳も分からずにウロチョロ動き回るという“醜態”をさらすよりは、間違っても慌てずに気を持ち直して次のコールに対応できるように努めるべきです。

かといって、のんびり、のほほーんと気を抜いてしまうとコールやテンポについていけずにセットを壊すことにもなりそうです。兼ね合いが難しいのですが、慌てず、冷静に、平常心で、されど緊張しつつ、とっさの判断でスイスイ...これがこのダンスの楽しさでは?


2003年6月21日 No.693
  どうして私ってよく間違えるのかなァ〜?
  8人の中で自分の立場を
スクェアダンスは8人で踊ります。8人の共同作業で踊るのです。セットの中の誰もが他の7人と協力し合って踊ることを前提にしているダンスなのです。指で行く方向を教えてあげる、軽く手を引いてあげる...等の具体的な目に見えるような協力も必要ですが、最も質の高い協力は各自がコーラーの指示に従って“正しいときに正しい場所にいて正しい方向を向いている”ことなのです。

別の言い方をすれば、他の7人からの助けが無くても自主的に自立的にコールの定義に従って動けること、が他の7人への最大の協力となるのです。この意味では8人で踊っているのですが、“孤独なダンス”ともいえるでしょう。では、自分だけが他の7人に関係なく、すいすいと踊り続けられるようになるのでしょうか?いくつか方法が考えられます。定義をしっかり覚えている、慌てない、よくコールを聞く、手を取り合う、...等々です。でももう一つ大切なのが自分の立場をいつでもしっかり理解しておくことです。

具体的には、自分はヘッズかサイズか、ボーイズかガールズか(そんなこと判ってるョ!ですって....ガールズ・ランでボーイズが向きを変えてチョロチョロする人いませんか?)、センターなのかエンズか、今の自分のパートナーは誰なのか、今自分はどの方向を向いているのか,...等々、8人の中での今の自分の立場を把握しておかないと、次のコールについていけないことが起こり、ひいては他の7人に迷惑をかけることにもなります。

一瞬のうちに次々と体型や方向やパートナーが変わっていくスクェアダンスですので、常に自分の立場を把握するのは大変かもしれませんが、でもこれを怠ると「私ってどうして間違ったの?」と一人取り残されることになりますョ。自分の置かれている立場を、その都度考えながら、少し緊張して踊り続けるのがこのダンスの楽しさでは。


2003年6月14日 No.692
  今日から「レベルアップ強化例会」ですヨ!
  全会員の協力を
5月24日(土)、アドバンス例会後十数人の有志がウェスタンの現状分析と今後のレベルアップ対策について意見交換をしました。多くの意見が出ましたが、現状分析では@チップ間の休憩時間が短過ぎて質問、解説、個別指導の時間が取れない。 Aミーティングの時間も短すぎる。コーラーもこの時間に解説や注意喚起を。 B“踊れない人”の自覚が足りない。 Cどの世界でも“個人差”は出来るのだから、仕方のないことで気にしなくても良い。 D欠席者が多い。 E基本となるシャッフルウォークが出来ていない。 F「みんなで楽しく」の原則に戻るべき。 F“踊れない人”の固有名詞を呼んで指摘すべき。 G8人の共同作業で踊ることを繰り返し呼びかけるべき。 等々が出されました。

 また具体的な対応策として、@チップ内容に差をつける(手を使わない、リードしない)。 A「会報」にワークショップの予告を載せて予習をしてもらう。 Bモデルセットで解説をする。 C経験年数別にセットを作る。 D出席率向上の努力を。 E会員全員、特に踊れない人の意見も聞く場を作るべき。 F固有名詞を配慮しながら呼ぶべき。 等々が出されました。

これらの意見を受けて、「例会進行係」は先週土曜の午後話し合いを行い、具体的な今後の例会プログラムを作成しました。詳しい説明はミーティングで行います。

さて、以上のような経緯で今日から「レベルアップ強化例会」が始まるのですが、ここで大切なのが会員間の協力です。“踊れない”と思う人は、これを機に自覚的・積極的に勉強してもらいたいのは当然ですが、“踊れる人”も是非ご協力ください。「私には関係のないこと」と自惚れる人はいないと思いますが、クラブ全体の取り組みですので“新しいビギナークラス”を始めるのだ、との気持ちで協力をお願いいたします。1年後、今の会員が少々早めのテンポでもちょっとひねったMSでもスイスイと踊れることを願って!


2003年6月7日 No.691
  支部ジャンボリーに参加しよう
  第23回 北海道SDJ 苫小牧
毎年1回、全道のスクェアダンス愛好者が一堂に会して親睦と友好を深める北海道スクェアダンスジャンボリーの開催が近づいてきました。開催地を札幌市とその他の都市が交替で持ちまわっていますが、今年は苫小牧市での開催で、主幹クラブは「苫小牧オーシャン・ウェイブ」です。すでに主幹クラブから実施要項と申込書が届いていますので、パーティ案内綴りを見てください。支部ジャンボリーには、ここ数年200名以上が参加していて、支部の最大行事となっていますので、今年も札幌から近い苫小牧でのジャンボリーには、250〜300名の参加が予想されます。

他のクラブの様子を垣間耳にしたところ、ダンス会場と同じホテル(定員170名)に宿泊するために、早目に申込をしよう、との動きがあるようです。申込締切日は、今月の27日(金)必着となっているのですが、ウェスタン内では、21日(土)の例会日としますので、この日までに申込用紙への記入と参加料の担当者への支払いを必ず済ませてください。ダンス会場と同じホテルでの宿泊を希望するなら、来週土曜日に纏まった分を先に申し込んだ方がよいかもしれませんネ。 

申込時期はさておき、ウェスタンの会員もこぞって参加しませんか?年に1度の支部最大行事への協力、との“建前”は別としても、自分のレベルの会場が選べる、良いゲストコーラー(ミッチェル大沢)でのダンスが楽しめる。主幹クラブではないので、雑用から解放されてダンスと3食、コンパを楽しめる、さらには15周年に多く参加してくれた御礼返しができる、そして「ウェスタンって60名もいるのに、自分達以外のパーティにはほとんど参加しないんだから....」等の“陰口”を見返す、などの観点から参加しようではありませんか! もっと端的には「SDは多いほうが楽しい!」のだから!


2003年5月24日 No.690
  会員数全道1位、9年連続
  道内で会員数73、クラブ数5 増加
4月12日(土)の支部幹事総会の席で「加盟一覧表」をもらっていたのですが、アニバの諸準備記事のため、今まで皆さんにお知らせできませんでした。昨年は10名が入会しましたが、退会者も多かったので、1位の座を譲ることになるのでは、と予想していたのですが、またも「全道一のクラブ」になりました。札幌市内のクラブの“低迷”が目に付き残念です。道内人口の約1/3を占めるのにベスト10にたった3クラブしか入っていないのですから。また男性会員ではウェスタンは40クラブもある中で総数の1/5を占めています。


2003年5月17日 No.689
  創立15周年アニバ参加者からの
  感謝の手紙がきています。
(福井代表の手に渡った手紙の紹介でしたが、了解を得ていないため当HPへの掲載はしません)


2003年5月10日 No.688
  大興奮、大感激、大盛会、大成功!
  お疲れさま...ご苦労さま...でした
豪華なダンス会場、コスチュームで着飾った多くのダンサー、力量と歌唱力豊かなゲストコーラー、会場に満ち溢れる熱気、おいしい食事と素晴らしい余興、落ち着いたホテルの部屋、そして最後の盛り上がった反省会...あっという間に過ぎ去って早くも一週間がたとうとしています。参加者の多くから、楽しかった、良かった、ウェスタンってすごい、等々のコメントをもらいましたが、これも会員の皆さんの協力があったからこそだと思います。役員を中心に企画・準備・運営を進めてきましたが、それでも会員1人1人の“主催者意識”があったからこそ、今回の大行事を大成功に終わらせることが出来たと思います。この意味からも1人1人が今回の経験を生かして、今後のウェスタンのクラブ運営に知恵と力を貸してくれるようお願いします。また、昨年、一昨年のビギナーの方には、ダンスのテンポが速くてよく踊れなかったかもしれませんが、これも大切な経験だと思いますので、今後に今回の体験を生かしてください。いずれにしても、本当にお疲れさま、ご苦労さまでした。


2003年4月26日 No.687
  主催者意識、「もてなしの気持ち」を忘れずに
本当に早いものですネ!ウェスタンの15周年も1週間後に迫りました。来週の今頃は、1日目の最後のダンスで約30セット(240名)が熱気ムンムンと踊っているのでしょう。先週の会報にも書きましたが、皆さんも大いにダンスを楽しんでください。そのためのパーティですし、主催者が先頭に立って楽しむ姿勢を示せば参加者もコーラーもさらに盛り上がるからです。でも頭のどこかで「自分は単なる参加者ではない!このパーティの主催者なんだ」を持ちつづけてくださいヨ。この気持ちがあれば色々な場面で他のクラブの参加者に優しく親切に接することが出来ますし、ひいてはパーティ全体の盛り上がりに繋がるはずです。ウェスタンの「15歳の誕生会」ですので、ウェスタンの“成長振り”をお客様へのもてなしで、気配りで、見てもらいましょう。ことわざ「情は人の為ならず」の本来の意味知ってますか?さあ来週もガンバ!


2003年4月19日 No.686
  アニバまであと2週間
  パーティを楽しもう!
早いものですネ。私達ウェスタンの創立15周年パーティも目前に迫りました。当日参加を考えると300名近くが同一会場でワンサワンサと踊ることになりそうです。10周年の栞を見ると当日参加者は不明ですが、228名が名簿に載っています。昨年の全道ジャンボリーでも参加登録は260名で、宿泊参加は182名だけです。全国大会(コンベンション)を除くと我々の15周年は北海道での最大規模の行事となるはずです。さらに今後5〜10年の間に単独クラブ主催での同程度規模のパーティはまずあり得ないと思います。では何故こんなにダンサーが集まるのでしょうか?良い会場と宿泊施設、良いコーラー、良い食事...勿論これらも理由でしょうが参加者の意識の中に過去の体験や人づてに聞いたうわさで「ウェスタンのパーティは楽しい!」との理由が大きく左右していると思います。主催クラブが先頭に立って、パーティを楽しむ姿勢を示すなら、パーティ全体も盛り上がるはずです。今年は幸い会場での仕事分担が少ないのですから、パーティを大いに楽しんで!
    参加者状況(4月19日現在):247人(宿泊222人)


2003年4月12日 No.685
  アニバまであと3週間
  ウェスタンの「もてなしの心」を示すために...
今年のアニバは、従来の定山渓ホテルのものと比べると、ダンス会場が広々としてさらに綺麗で清潔感もあり、リッチな気分にしてくれます。食事も宿泊部屋も満足の行くものだと思います。そして肝心のダンスも良いコーラーの素晴らしいコールで楽しく踊れるはずです。一見申し分のないパーティに思えますが、何か一つ欠けているのです。主催者の“顔”が見えないのです。高いお金をかければよいパーティになりますし、こんなことはどこのクラブでも出来ます。従来の女性たちが分担してコーヒー等の飲物を切らさずにだしたりお菓子や食後には果物が並べられたり、コンパにタラバ蟹が出されたり....等の主催者のもてなしの態度は今年は見せられないのです。唯一あるとすれば祝賀コンパの席でしょう。食べて飲んで、ゲストの歌を聞いて終わるだけのコンパならどこにでもあります。2時間のうち、せいぜい15分ほどですが「ウェスタンならでは」の余興で、お客様をもてなそうではありませんか。企画担当の大西さんの指示で、今日からたった3回ですが、練習を行います。「ウェスタンのパーティは楽しい!」との印象を参加者に持ってもらえてこそ主催者の“顔”が立つはず。
    参加者状況(4月10日現在):218人(宿泊199人)


2003年4月5日 No.684
  アニバまであと4週間
  日程の確認を
4月に入り、ウェスタンの15周年アニバまであと1ヶ月を切りました。あと4週間であと3回の例会を残すだけで、大行事を迎えることになります。主催者側として、あれこれ準備を進めているのですが、今日はパーティ全体の流れを会員全員に理解して欲しいと思い、別紙(略)の日程表を事前に用意しましたので、見てください。その中でいくつかポイントを挙げておきます。−−−−−内容は当日のお楽しみと言うことで省略させていただきます(管理人)


2003年3月29日 No.683
  今年はどうしてビギナークラスをやらないの?(3)
  消化不良のまま...またビギナー
下の表はウェスタンの例会内容を月別に大雑把にまとめたものです。見て分かる通り、ビギナークラスとベイシックの踊り込みで6ヶ月、MSの講習・その応用と踊り込みで4ヶ月を費やしています。従って残り2ヶ月(現実的にはアニバのあとの1ヵ月半)が講習等から解放された自由なMSを楽しく踊れる期間となるのです。1年の6分の5もの期間を何らかの形で講習に当てているのですが、1回の講習で身につく人などまずいないでしょうし、6分の1の2ヶ月ほどで今まで習ってきたことをきっちり見に付けられるとも思えません。これに個人的な意欲、個人的な病気などによる欠席が加わるのですから消化不良のままでまた7月からのビギナークラスに入っていくことになるのです。「ビギナークラスでもう1回受講すると今まで分からなかったところが理解できる」との利点も確かにあるのですが、ウェスタンの場合、「ビギナーを大切に」の精神が行きわたっていて、古い会員の注意と気配りが“金の卵”のビギナーに集中して、2年目3年目の人にはあまり向けられていないのも現実のはずです。こうして毎年消化不良の人が何人かずつ増えていて、クラブ全体としてレベルダウンしているのではないか、と推測されるのです。従って今年は実験的に過去十数年続けてきたやり方を止め、全体のレベルアップを目指すことにしたのです。7月からの具体的な例会内容もまだどうしてよいのか分かりませんし1年後にレベルアップされているのか、それとも現状のままなのかもわかりませんが、とにかく中止!とした訳です。
           
10 11 12
例会内容 ビギナークラス
(Basic講習)
Basic
踊込み
MS
講習
MS
応用
踊込み
MS
何でも
あり





2003年3月22日 No.682
  どうして今年はビギナークラスをやらないの...?!(2)
  確かに踊れなくなった
「ウエスタンの人、踊れなくなったネェ〜!」が単なる噂に過ぎないのか、を1月の役員会で話し合うことになりました。結論から言うと残念ながらこの噂は全くのデタラメとは決め付けられない、即ち踊れなくなったと言われても反論できない現実がある、ということになり、ひいてはこの1年は会員全体のレベルアップのためにビギナー・クラスを止めることにしたのです。普段の例会の中で、普通の体型から普通のMSのコールをかけても出来ない人がいる、テンポを少し早くするとついて行けない人もいる。ちょっと“ヒネリ”を加えたり、応用を入れると必ずつまずく人がいる...等々の実情が指摘され、もしパーティ等でこういう人がセットに入るなら、そのセットを壊すことも充分にありうるし、同じセットにいる他の人から白い目で見られて、「ウェスタンの人は...」と思われるのも想像できます。経験年数や意欲などからダンスレベルに個人差が生じるのは当然なのですが、同じくラブの仲間内ならお互いに認め合えるでしょうがパーティなどで何度もミスると、他のクラブの人が陰口をたたきたくなるのも理解できます。噂になっているので、との“世間体”を気にする理由もあるのです。反面“踊れない人”自身にとっても“踊れるようになる”方が楽しめるはずですので、この1年間は“全体のレベルアップの年”と決めたのです。


2003年3月15日 No.681
  役員会報告
今回の会報には5月の15thアニバの準備等について記載されていましたが、あまり外に見えないほうがよい、との判断のため内容をアップするのを止めました。楽しみにしておられた方には申し訳ありません。パーティを楽しみにお待ちください。


2003年3月8日 No.680
  どうして今年はビギナークラスをやらないの...?!(1)
  「ウェスタンの人、踊れなくなったのでは?」
1月の役員会の席上、「今年はビギナークラスを止めて会員全体のレベルアップを図ったらどうか? 「ウェスタンの人、踊れなくなったネェ〜!」とのうわさが一部で流れていると聞きましたョ」という発言があり、当初予定していなかった“ビギナークラスの是非”を議題に取り上げ役員で話し合いました。「会員の自然減は必ずあるのだから...」「過去1回も中止せずにやってきた行事だから...」「ビギナークラスの2回目で本当に習得する人も多いはず...」「やらないなら1年間の例会はどういう内容でやるのか...」などの反対意見や懐疑論も出されたのですが、今までやったことがないだけに、実験的にやってみてその結果を見てみよう、ということになり、「今年はとりあえず行わない」ことにして、翌週の「総会」で提案し、反対意見や質問も出されたのですが承認されました。総会後も、個人的に「どうして止めたの」「やるべきだと思う」との意見を述べてくれた人もいました。「ビギナークラスの中止」はクラブの根幹にかかわることだけに、皆さんの関心も高いようですので数回に分けて、この件を取り上げてみるつもりです。ただ会員数、男女比、年齢構成の点で“全道一”だけでなく、組織的、系統的な例会内容、唯一クラブ内でプラスとアドバンス例会の実施、年4回の行事(パーティ)とこれに対する会員の協力体制...等々でも“全道一のクラブ”と自負していただけに、他のクラブから妬みもあるのでしょうが「ウェスタンの人って踊れなくなったネェ〜!」との噂を立てられている、というのは役員会に出席していた人にはかなりのショックだったと思いますし、それだけに、この件を重く受け止めて「ビギナークラスの中止」へと動いた一面はあった、と思えるのです。ウェスタンの会員はどのパーティでもすいすい踊っていましたし、こんな噂を今まで聞いたことがなかってのですから..。


2003年3月1日 No.679
  16期生のみなさん、
  「中学校卒業」おめでとう!
今日から3月。 家の回りはまだ雪の山ですが日ごとに日中の時間も長くなり、日差しも春めいてくる頃となります。 さて、新会員となった16期生の10名の皆さん、昨年7月からの講習も今日のMSの最終回で一応終わることになります。8ヶ月にも及ぶ受講、ご苦労様でした。 MSは学校にたとえると“中学校”ともいえますので、今日晴れて“中学卒業”となり、義務教育を全て終えたことになります。 おめでとうございます。 今後このレベルを身に付けておけば道内、日本中、いや世界中のどんなパーティに参加しても大丈夫となります。 とは言え、“中卒”したばかりの者は現実的にはまだまだ“子ども扱い”されて、“使いモンにならん!”と見なされるのです。 ダンスの世界でも中学卒業直後にパーティですいすいと踊ることはまず無理でしょう。 習ったことをしっかり身に付ける“踊りこみ”が必要ですし各コールの応用も経験しておく必要もあります。 あと2ヵ月後の15周年アニバという“すばらしいイベント”をいくらかでも楽しめるよう、MSの応用と踊りこみに挑戦です。


2003年2月22日 No.678
  ベテラン・ダンサーへの道(6)
  謝る、でも めげない
ベテラン・ダンサーとは間違いをしないダンサーである、と言いたいのですが、残念ながらいくら「定義をしっかり覚えて、平常心を保ち、先を読み、周りを見て、手で微妙なリードをしながら」踊っていても、ちょっとした聞き違い、勘違いでミスをすることがあるものです。自分のミスへの対応は、ダンスの技術や力量や経験を超えた“人間性”の問題とも言えるのですが、ベテラン・ダンサーの条件にもなると思えるのです。「今のコールは...」と講釈や弁解をしたり、「あなたがそちらに行くべきだったのに...」と責任転嫁する人をパーティなどで見たことがありますが、ちょっと見苦しくてベテランとは言えないと思うのです。「ゴメン!今勘違いをした!」と他の7人に素直に謝ってすぐライン体型を作って、ダンスを続ける姿勢を示した方が潔く、爽やかで、かつ実利的だと思います。少なくとも講釈や弁解は、そのチップが終わった後でやるべきです。また1度間違えると平常心を失い、うろたえてしまい間違いをさらに繰り返す人もいるようですが、これもベテランとは言えません。ミスにめげないで、気持ちを切り換え、次のコールに“立ち向かう”態度の方が潔く、爽やかで、かつ実利的だと思います。「自分の非を認める、謝る、その非を乗り越える」ことは口で言う程簡単ではないのですが、「さすがベテラン!」と周りのダンサーから認められるには、ダンスの技術、力量、経験と共に、これが必要では?


2003年2月15日 No.677
  ベテラン・ダンサーへの道(5)
  周りを見る
私が教育現場に居た十数年前の話ですから、現在でもそうなのかは分かりませんが、韓国の小中学校では、どんなに「平常心を持ち、定義を完全に覚えて、先を読む力があって」も、5段階評価の「5」はもらえないそうです。自分が学んだことを、周りのクラス・メイトに教えてあげることが出来て初めて「5」となる、とのことでした。隣国の日本に追いつけ追い越せ、と経済発展の著しいお国柄の教育方針だと感心したものです。さて、スクェアダンスの世界でも、いくら完璧に踊っていても他に7人のダンサーが居るのですから、セットが壊れることもあります。従ってここで重要になるのが「周りを見る」ことです。これはコーラーの仕事だとも言えますが、ベテラン・ダンサーにも必要な条件となるはずです。例えば8人のセットの中で周りを見ながら自分はどこへサーキュレイトするのか、誰とトレイドするのか、どちらへランをするのかをとっさに判断できるようにしておくのです。また1組の女性なら、セットの対角線のところに必ず3組の女性が居ることも見ておく必要があるでしょう。また、パーティ等で知らない人のセットに入っても、1〜2分も踊れば「この人アブナイぞー!」という人にも目が届き、見えないところでリードも出来るのです。このように「周りを見る」ことが出来、セットの仲間をリードできて初めて評価「5」のダンサー、即ちベテラン・ダンサーになれる、と思うのです。もっとベテランなら、「周りが見える」のかも知れませんネ。


2003年2月8日 No.676
  ベテラン・ダンサーへの道(4)
  定義を
本州でのA2,C1のパーティでのこと。同じセットにいた初老の男性が、ダンスの途中しきりに何かをブツブツ言い続けていた。よく聴くと、かかったコールの定義をつぶやいているようで、定義を思い出しそれを言葉として復誦しながら必死になって踊っている様子でした。ただ、夜のコンパの片隅でその人の話題になったときに「不気味ですヨ」、「何か気持ち悪い」、「口に出さなくてもよいのに」等と、あまり評判は良くなかったのですが...。しかし私はこの人の姿勢は間違っていないと思いました。ただ流れで動いて訳も分からずにセットを壊す人よりは誠実だと思います。BであれCであれスクェアダンスは各コールの定義で成り立っているのですから、定義をきちんと覚えていないとその人が「掟破り」となり、他の7人に迷惑を掛けることになるのです。定義を覚えているかどうかは定義を言葉で言えるかどうかで分かります。数年ダンスをやっている人でも、しょっちゅう間違いをする人がいますが多分定義をきちんと覚えていないからでしょう。例えばスライドスルーでよくつまづく人は、その定義を自分の言葉ですらすら言えるようにしておくべきです。スクェアダンスもダンスですから手足・体を動かしますが、“頭の体操”の側面も大きいのです。新会員の方は「そんなの覚えられない〜!」と思うかもしれませんが、ベテラン・ダンサーの条件は“定義を覚えている”だと思いますので今からでも心がけてください。ただし、踊りながら定義の確認のためにブツブツ復誦するのは、やはり不気味ですので...ネ!


2003年2月1日 No.675
  ベテラン・ダンサーへの道(3)
  平常心
「平常心」 多分日本人の好きな言葉の一つに挙げられるでしょう。元々は剣道や柔道の世界で対戦に臨む心構えとして使われたのでしょうが、最近では芸術や政治の世界でも使われています。要するに「慌てない!動じない!」との心構えで物事に当たると本来の自分の力を充分に発揮できる、と言うわけです。アメリカから入ってきてせいぜい50年しかならないスクェアダンスに日本古来の武道の言葉を当てはめるのは、ちょっと気が引けるのですがやはり「スクェアダンス道」でも百戦錬磨のベテランになるためにはただ年数を重ねて経験豊かになる以外に、この「平常心」が大切になってくるのです。次々とかかるコールについてゆくには、“慌てず、動ぜず”で臨まないとちょっとのミスでセット全体が壊れてしまうことになります。慌てなければ回りが見えてきますし、先を読む余裕も生れてきます。一度間違っても慌てふためかないで次のコールについてゆく“心の落ち着き、逞しさ”悪く言うと“図々しさ”がないと1つのミスでパニクってしまい、ひいてはそのセットを壊すことになってしまいます。 ところでセットが壊れたときにコーラーが「じゃ、壊れる前の場所に戻ってください。もう1回やってみますので...」と言ったときにあなたは“元の場所”に戻れますか?戻れる人は「平常心」大です。


2003年1月25日 No.674
  今日「クラブ総会」です!
先週土曜日、午後1時から4時間以上にわたって役員会で話し合った決算・年間計画・役員と係・予算等を皆さんに説明して提案しますので、質問・意見をどんどん出してください。日頃から、例会のあり方・クラブ運営等で疑問や改善点などを持っている人もいるはずですし、特に今年は創立15周年アニバという大きな行事をひかえていますので、これに対する意見や提案のある方もいるはずです。人前で話すのは苦手という方もいるでしょうが、ウェスタンスターズをより良いクラブにするために遠慮なく質問・意見・提案を述べてください。「総会資料」を後ろのテーブルに置いておきますので、総会前のダンスの合間にでも目を通しておいてください。改めて確認しますが、「ウェスタンスターズはカルチャークラブではありません。会員一人一人の協力で運営していくクラブです。」ので、お金を払ってSDを楽しんであとは知らん!では済まないのです。例会係・予約係など会員全ての人に関係のある内容なのです。

日本SD協会への会員登録手続きをする時期となりました。2月22日までに個人2,300円、ファミリー(2人)3,600円を支払ってください。


2003年1月18日 No.673
  ベテラン・ダンサーへの道(2)
  先を読んで動く!
仮にコーラーが「パススルー」でダンサーが終わるのを確認して次に「フィールアンディール」で、また動作が終わるのを確かめて、それから「ダブルパススルー」で、またも動きを見届け、さらに次のコールを...と続けると、ダンサーはコールの度に立ち止まることになります。動いては止まり、動いては止まりを繰り返しているとダンサー側に「踊っている気がしない」との不満や苛立ちがつのります。ダンスなのですから音楽に乗って流れるようにスイスイと体が動かなくてはならないのです。このためにコーラーは今のコールの動作が終わらないうちに、次のコールを掛けるのです。ダンサーに1〜2秒前に指示を出すわけです。「パススルー:フィールアンディール:ダブルパススルー:...」と切れ目無く流れるようにコールするのです。ダンサーがこの流れるように次々と出るコールに対応するには「先を読む」ことが必要となります。「パススルー」が終わったら自分はどの場所にいて、どちらを向いていて8人全体がどのような体型になっているかを、やる前に読んでおくのです。これをしないとコールについて行けず、セットを壊すことになってしまうのです。「先を読む」には、コールの定義をしっかり理解していること、多少のことで動じない平常心、次のコールを予想できる想像力...等が必要で、口で言うほど簡単ではないのですがベテランダンサーを目指して挑戦してみて!


2003年1月11日 No.672
  明けましておめでとうございます
  創立15周年を機に
正月も松の内を過ぎたのですが、今日は平成15年の“踊り初め”例会ですので改めまして「明けましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願いいたします。」
さて、昨年はサッカーWカップで盛り上がったものの、北朝鮮の拉致、不審船、核問題、イラク問題、先の見えない国内のデフレ経済...等々であまり“明るくて楽しい”1年ではなかったように思えますが、ことウェスタンに関しては2月(アドバンス)、3月(支部のプラス)、5月(14周年)、8月(イージー・プラス)、12月(クリスマス)と5回ものパーティを多くの参加者を得て盛会に終わらせることが出来ましたし、4ヶ月間のビギナー・クラスのあとに、10名もの新会員を得ることが出来ましたので、“ままの1年”だと思ってよいでしょう。

そして今年はなんといっても“15周年の節目の年”です。この中心行事が5月3・4日の創立15周年記念パーティです。外国から素晴らしいコーラーを2名も招いて、豪華なホテルの立派な会場でのダンスを楽しみ、2日間を優雅に過ごせるイベントは北海道ではなかなかないはずです。このイベントを成功させることが当面の目標となりますが、成功を機にウェスタンが今後も益々発展するよう、協力し合いましょう!

来週からMSの勉強だ!
新会員の皆さん、お正月気分も今日で終りですヨ! 来週からは「中学校」の勉強にあたるメインストリームの講習を始めます。 5月の15周年記念パーティを目指して頑張りましょう。

過去の日記
     2002年9月〜12月
     2002年6月〜8月

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