例会日記 創立以来福井代表が欠かさず発行している会報から一部を抜粋しています(2004年1月〜6月)
2004年6月26日 No.738 「ウエスタン・スターズ」に入会しませんか? 市内のクラブ紹介 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全道で851名が登録していますが、このほとんどが女性(735名:86%)で、しかも日中に例会を行っているクラブが多いのが特徴です。今日、「入会申込書」と会員心得・会則とも言える「楽しく踊り、仲良く交遊するために」をお渡ししますので、入会希望の方は、7月10日の例会までに、福井へ提出ください。 |
2004年6月19日 No.737 「ウエスタン・スターズ」に入会しませんか。 このダンス奥が深いヨ! |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<スクェアダンスのレベル表>
スクエアダンスのコール(動作)は約5,000もあるそうですが、これらのうちよく使われるものを、コーラー・ラブ(caller‐lab:世界コーラー協会)では左表のように、レベル分けしました。この表に基ずいて講習やパーティが行われています。ビギナーの皆さんは、現在「ベーシック」を終えようとしているのですが、全体から見ると、ほんの入り口に入ったばかりで、学校にたとえると小学校の5年生といったところでしょうか。 7月31日(土)に皆さんにはディプロマ(小学校の修了証書)をお渡ししますが、実社会と同じように、”小学校”だけではスクエアダンス界でも”独り立ち”はできません。ベイシック・レベルだけのパーティは、ほとんどないからです。 そこで、ウエスタンに入会して、せめて義務教育の中学卒を目指してください。メインストリーム(MS:主流)・レベルまでやっておくと道内、いや国内、いや世界中のどこのパーティに参加しても大丈夫なのです。16のコールが加わるだけですが、ダンスがとても変化に富んだものになります、是非とも入会して、「ウエスタン・スターズ中学校」を卒業してくださいネ!! |
2004年6月12日 No.736 わたしたち「サッポロ・ウエスタン・スターズ」に 入会しませんか? |
4月から始まった講習も今日で10回目で、あと2回でベイシック・レベルの講習は一応終ります。7月の例会は総復習が中心でベイシック・レベルの”踊り込み”となります。そして7月最後の例会は午後2時から5時まで行い、このあと「修了祝賀会」を2階の集会室で行います。受講生の皆さんには、この日、Diploma(ディプロマ:修了証書)をお渡ししますので、ビギナークラスはすべて終了することになるのですが、8月からもこのダンスを続けてみませんか?そのために、私達のクラブの会員になっていただけないでしょうか?「4ヶ月も世話になったのだから・・・」と仕方なく”義理入会”する必要はありませんヨ!続ける、入会する、は皆さんの自由意志で決めてください。「このダンス、面白そうだ・・・・」、「クラブの雰囲気も良さそうだ・・・・」、「会員の人たちも親切そうだ・・・・」などと思う方は、入会して一緒にこのダンスを踊り続けましょう! |
2004年6月5日 No.735 お礼のメール |
(先週に続き、参加していただいた道外からの参加者のメールの内容が紹介されてましたが了解を得ていないため当HPへは掲載はしません) |
2004年5月29日 No.734 お礼のはがき |
(先週に続き、参加していただいた道外からの参加者のはがきの内容が紹介されてましたが了解を得ていないため当HPへは掲載はしません) |
2004年5月22日 No.733 ゲスト・コーラのお二人から 御礼の手紙 |
(ゲスト・コーラからの手紙の内容が紹介されてましたが了解を得ていないため当HPへは掲載はしません) |
2004年5月15日 No.732 今年のアニバーサリーも盛会のうちに終了! 本当にご苦労さまでした |
先週の創立16周年記念パーティには、延196名(終了時の挨拶で206名と発表しましたが単純な加算ミスでした)が参加し、素晴らしいゲスト・コーラーで、ダンス会場も盛り上り、どうにか成功裡に終えることができました。仕事分担のチーフを中心に、事前の準備段階から細かく立案・検討し、当日もあれこれと全員が仕事をこなした結果が、この成功をもたらしてくれたはずです。会員の皆さん、本当にありがとうございました。ご苦労さまでした。お疲れさまでした! |
2004年5月1日 No.731 会員数全道1位、10年連続 |
4月10日の支部幹事会(総会)の席で配布された資料から、加盟クラブの会員数の多い順に表にしたのが右表です。退会した人が6名もいたので、今年度は首位を返上と思っていたのですが、帯広のブルー・スカイの“分裂”のおかげでしょうか、またも“全道1位”で、ここ10年首位を保つことになりました。ちょっと嬉しいような、淋しいような気がしませんか? 淋しい気持ちとは、他のクラブの低迷です。クラブの数は多いのに、会員数は伸び悩み!早く抜かして! |
2004年4月24日 No.730 スクェアダンスってどうしてコーラ−が? |
スクェアダンスが他のダンスと異なる点は、8人で踊ることとコーラ−が必要なこと、です。コーラ−がいつ、どこで、どのように生まれてきたかの明確な記録はないようですが、17世紀頃、現在のケンタッキー州のアパラチア山脈地域に移住していた農民の間で広まっていた司会形式の踊りが、コーラ−の始まりだと言われています。 初期の頃には、踊りに先立って、司会者が踊りの順番をあらかじめ大声で知らせる程度だったようですが、踊りが少しずつ複雑化したり物語的要素を含んだものになってくると、司会者は順番だけを前もって伝える役割だけではすまなくなり、踊りと同時にその順番や物語の内容を早口でまくしたてる役割も持つようになったようです。スクェアダンスがアメリカ全土に普及・発展するにつれて、この司会者もコーラ−として定着し、人々もコールの重要性と面白さを認識するようになり、現在ではプロのコーラ−もいる程となっています。 社交ダンスでは、踊りの順番を自分で組み立てなければなりませんし、フォークダンスや日本民謡では自分で順番を覚えなければなりませんが、スクェアダンスでは、コーラ−のおかげで、順番は覚えなくても良いのです。さらに、次にどんなコールがかかるか...とのスリルとサスペンスも味わいながら、しかも8人で踊れるのですヨ! |
2004年4月17日 No.729 スクェアダンスってどうして8人で? |
フォークダンス、社交ダンス、日本民謡、ラウンドダンス等々数多くのダンスの中で、スクェアダンスが他のダンスときわだって異る点の一つが、8人単位(セット)で踊ることなのです。8人で踊るということは、8人集まらないと踊れない、8人のうち1人でもつまずくとセットが壊れて踊り続けられない、等の“弱点”を持つことになります。 でもこのダンスは数百年も行き続けてきました。何故“弱点”のある8人踊りが?それはアメリカが母国だからです。17世紀からイギリス人を中心に多くのヨーロッパ人が新天地を求めてアメリカに移住してきました。当然、自分たちの文化や伝統を持ち込み、ヨーロッパの宮廷で男女4人づつが踊ったカドリール、スコットランドを中心として偶数のダンサーが向かい合った2列のラインを基本として踊ったコントラダンスなどが混り合って、現在のスクェアダンスに発展してきたのです。新天地での開拓精神と夫婦単位の家族制度が、このダンスをアメリカ的なものにしたとも言えるでしょう。 第2次世界大戦前後の音響機材(マイク、アンプ、スピーカ、レコード)の発達が、このダンスのアメリカ全土への普及とダンス内容の統一化に大きく貢献したのです。 こうして8人で踊るスクェアダンスが確立され、“弱点”を上回る“利点”によって、英語圏の国々以外にも(ノルウェー、フィンランド、ドイツ、日本、台湾、フイリッピン等)広がって来ました。 “利点”って何か?ですって...ビギナーの方もうすうす気付いているはずですヨ...次にどんなコールがかかるかというスリルとサスペンス感、カップル・ダンスや輪踊りでは絶体ありえない8人の複雑で面白い体型への変化、そして何よりも8人の微妙なチーム・ワークと踊りこなした時の一体感・充実感! |
2004年4月10日 No.728 スクェアダンスってどうして英語で? |
ビギナー・クラスの受講生の皆さん、今日は2回目の講習ですが、先週の1回目はどうでしたか?普段聞き慣れない英語を聞いて、そのコールの動作を覚えて、その動作一つ一つ手足を使って踊り続けるのは大変だったのでは...?「高校卒業後、何十年も英語なんて...。」「英語はもともと苦手で...。」「コールが日本語なら聞いてもすぐ動けるのに...。」などと思った人もいたことでしょう。でも、コールは英語で行われるのです。 その理由は@スクェアダンスの母国はアメリカだから、A日本語に翻訳しずらい(元来、日本になかったものなので訳しても変な日本語になる)から、B永年使われてきた英語コールは2拍子のテンポに合う言葉となっているから、C世界中どこに行ってもこのダンスが楽しめるから、...などが挙げられます。 アメリカ生れのスポーツ、野球も日本にすっかり定着して、「アウト・ストライク・ヒット・ファースト・セカンド・・・」等が何の抵抗もなく受け入れられているように、英語のコールも何度も聞いて慣れてしまうしかないのです。「アレマンド・レフト」を聞いたら、自然に左腕がコーナーに伸びるように、何度も繰返しましょう。スクェアダンスの英語は記号・符号だと思ってください。“習うより慣れよ!”なのです。 |
2004年4月3日 No.727 サッポロ・ウエスタン・スターズ 第17回 ビギナー・クラスへようこそ! |
●歓迎します!今日から3ヶ月間の初心者講習会(ビギナー・クラス)の受講生の皆さん、ご参加ありがとうございます。会員一同、歓迎いたします。何か新しいことに挑戦するのは、とても勇気のいることですので、皆さんの勇気に拍手を送ります。しかしその分、不安や緊張を感じていると思いますが、会員はこぞってお手伝いをするつもりですので、どうかご安心ください。 ●気楽に受講を!何事でもそうなのですが、あまり緊張したり肩に力が入り過ぎると、学習効果はあまりあがりません。気持ちを楽にして受講してください。どのダンスも音楽のテンポ・リズムに合せて体を動かすのが基本ですので、慌てずに、曲に乗ってすいすいと動くようにしましょう。でも、あまりのほほーんとしてはいけません。このダンスは他のダンスと違って、音楽以外にコール(動作の指示)にもしっかり耳をかたむけなければならないからです。体を使うというより、頭を使うダンスですので、気持ちは平常心でも、頭と耳はしっかり使ってください。 ●できるだけ休まずに!何かと用事の入る土曜の夜なのですが、6月末までは、都合を付けて受講してください。毎週新しいコール(動作)をいくつか講習しますので、休むと次の週がきつくなりますヨ....! |
2004年3月27日 No.726 ビギナークラスって、何のためにやるんだ?(3) 子育て試練の場 |
いよいよ来週から17期生クラスが.... ビギナークラスは「新しい仲間を増やす」ために、長期間の地味で根気のいる行事を「会員が結束して」成し遂げることであると書きましたが、これを会員一人一人に当てはめると、スクェアダンスの世界に入ったばかりの“幼な子”を愛情と忍耐と根気をもって一人前の大人(メインストリーム・ダンサー)に育てられるかを問われる場である、と言えるでしょう。 ここ数年、DV(ドメスティック・バイオレンス:家庭内暴力)、特に親による子供への暴力・殺傷がマス・コミで数多く取り上げられるようになっています。“しつけ”と称して、“我が子”に殴る蹴るの暴力を加え、食事を与えず、部屋に監禁し、タバコの火を肌に押し付ける....などのニュースを見ると、親が子を守る、という動物的な「種の保存本能」が、人間には失われつつあるのではないかと疑いたくなる程です。確かに子育ては大変な仕事で、甘やかしても、厳し過ぎてもダメ、放任主義でも過保護でもダメで、その都度子供と向き合って対応しなければならないはず。自分の思うようにならない子供に、つい腹を立てたり、大声を出したり、手を出したくなる場面も多々有ることは想像できますが、それでも“我が子”なのです。愛情と忍耐と根気で向き合わねばならないはずです。 幸いウエスタンは“子育て”をうまくやって来たようで、最初の2〜3回を過ぎると、ほぼ全員が受講を続けて、クラブ員になってくれ、毎年会員数を増やして来ましたし、一昨年には、10名もの新会員を迎えました。他のクラブの3〜5割程度の定着率に較べると驚異的なことなのです。 しかし、ビギナークラス中や入会したあと来なくなった人に理由を電話などで尋ねてみると、「不愉快な思いをしてまで習いたくありませんので...」等と、暗に会員の心ない言動で止めたと答えた人が5〜6人は居ました。我々会員にとっては、受講生は決して“我が子”ではありません。まず“血のつながり”はありませんし、時には我々より年上の“大人の幼な子”なのですから。それでも、この世界では生まれたばかりの赤子のようなもので、回りの大人の力なしでは生きていけないのです。 自分が“幼な子”だった頃を思い出して、来週からのクラスでしっかり“子育て”をやりましょう。楽しければ次回も来ます! |
2004年3月20日 No.725 ビギナークラスって、何のためにやるんだ?(2) 会員結束の強化 |
毎年きちんとビギナークラスとアニバをやらないクラブは必ず衰退する、...この理由は、ダンスだけでは必ず行き詰まりが生じてくるからです。 ダンスだけの人は踊れる人は良い人、踊れない人は悪い人と判断するでしょう。踊れない人は嫌気がさしてドロップアウトするはずです。 10数年でC4レベルまで踊りこなすまで昇り詰め、「スクェアダンスってこんなものか、先が見えた。」とやめた男性が東京にいるよ、との話を人づてに聞いたことがあります。ものすごく頭の良い人なのでしょうが、なにかしら寂しい気がします。ダンスを通して知り合った人が、お互いに仕事を分担し協力し合って何かを成し遂げる場面、別の言い方をすると、人と人との結びつきが生かされる場面がないと、このダンスは長続きしないと思います。 10則に「協力を惜しむな」、「相手に思いやりを」、「友情を深めよ」等があり、「友情を音楽に組み込んだのがスクェアダンスである」との名言があるのもこのためなのでしょう。そしてこの具体的な場面がビギナークラスとアニバなのです。 しかし、この2つには大きな違いがあります。アニバは、多くのダンサーが集まって、華やかなコスチュームを着て、ワイワイとダンスを楽しむ場ですので「派手、楽しさ、開放的」、そして1日か2日で終わるので「瞬間的」な行事ですが、ビギナークラスは毎週毎週同じ受講生を対象に単純なコールを何度も何度も繰り返すので、「地味、忍耐、閉鎖的」、そしてこれが数ヶ月、いや、メインストリームまで考えると、ほぼ1年間続く「永続的」な行事なのです。事前の準備は大変なのですが、それでもパーっと華やかに終わるアニバに較べると、「地味、忍耐、閉鎖的、長期間」のビギナークラスには会員の“新しい仲間を増やす”との強い共通認識と結束が求められるはずです。 アニバより困難な行事に皆で挑戦だ! その他 ・受講予定者を今日記入 |
2004年3月13日 No.724 ビギナークラスって、何のためにやるんだ?(1) 新しい仲間を増やす |
もう20年以上昔の話です。 今年の5月のアニバのゲストコーラーの小島正文さんと、お酒を飲みながら話をしていた時、「毎年きちんとビギナークラスとアニバをやらないクラブは必ず衰退するヨ!」と話してくれました。 その後札幌に転勤となり、新しく「ウエスタン・スターズ」というクラブを立ち上げたのですが、この時の創設者(ゼロ期生:今では福井宏・み、早勢の3名のみが“生き残り”)のほとんどが小島先生と同じ考えを持っていたようで、毎年それぞれ工夫を凝らして、ビギナークラスとアニバを続けてきました。 道内には創立20年、25年、30年の“老舗を誇るクラブ”が20名そこそこの会員数を脱し切れないなか、ウェスタンは創立10年にして、会員数60名のクラブに“急成長”したのです。 この過去の実績を持ち出すまでもなく、ビギナークラスの第一の目的は“新しい仲間を増やす”ことなのです。このダンスの世界では、“棚から牡丹餅”式に他のクラブからMS程度を踊れるようなダンサーが入ってくることなど奇跡に近いことであり、従って新しい仲間を増やすには、長期間に渡って手間と暇をかけてビギナークラスしかない、と言えるのです。 事実、札幌市内にもビギナークラスを何年も行わず、会員数が減り続けて、名前だけのクラブもあるようです。何もしなければ“転住・病気などで退会する“自然減少”は必ず起こるもので、ウエスタンでもこの1年で1割減となりました。 新しい仲間はいらない、というクラブや個人はいないはずですが、ウェスタンは昨年会員全体のレベルアップをより重視して、新しい仲間の窓口をを閉ざしてきました。 そしてこの4月から、1年9ヶ月ぶりにビギナークラスが再開されます。このクラスを何としても成功させて、新しい仲間をウエスタンに迎え入れましょう。会員が増えると新しい友人が出来る。人数が多いほどダンスに活気が生まれる。もう一度講習を受けて勉強できる、クラブ会計に余裕ができる、新しい考え方やアイディアでクラブ全体の雰囲気が好転する、...等々のメリットが生まれてくるはずですので、「新しい仲間を増やす」を心に刻んで! |
2004年3月6日 No.723 スクェアダンス10則:番外 クラブを大切に |
先週で「スクェアダンス10則」の紹介を終えたのですが、10則の後に次の項目もありますので、番外編として取り上げておきます。 「・自分のクラブはダンスのふるさと.... スクェアダンスクラブはスクェアダンス活動の中心となる場です。大きなクラブ、小さなクラブ、誰でも踊りに行けるクラブ、会場の大きさに見合った会員制のクラブ....。 スクェアダンスクラブとは、友情という精神と快適なダンスという理想が、具体的な形となって現れる場所なのです。ビギナークラスのメンバーが、やがてはクラブのメンバーになります。そこでは、単にダンスを楽しむだけでなく、一緒に居るのが楽しい仲間も見つかります。 ところで、ダンサーは別の観点で、クラブから役割を与えられます。ほとんどのメンバーが、何かの簡単な責任を受け持っている、そういうクラブが一番うまくクラブ運営をできるのです。入り口で出迎えをする係や、スナックを考えて準備する係などがそうです。 “出迎え係”など、日本では考えられないのですが、それでもクラブ運営の根本的な考え方は“ご本家”と“分家”の日本でも同じなんですね! |
2004年2月28日 No.722 スクェアダンス10則:その10 Enjoy yourself,-have fun 楽しみなさい |
直訳すると、「自分自身を楽しませ、楽しさを持ちなさい」となりますが、要するに「ダンスを楽しみなさい」の意味です。 この項目の解説には、「楽しさは伝染します。あなたの微笑がセットのほかの人達をいかに元気付けるかに驚くはずです。スクェアダンスに来ることは、楽しい時間を期待してのことであり、そしてこれは必ず得ることが出来るのです。ただ、楽しい時間とは騒々しくすることではありません。他の人達のコールを聞こうとする注意力を奪ってはならないのです。このような余分な元気のはけ口は、ダンスが終わってから行うべきです。また、拍手することによって、コーラーをたたえ、セットの仲間に感謝をするのですが、これはあなた自身をたたえることでもあるのです。仕事を成し遂げたのはあなたであり、ダンサーとしての任務を完全に成し遂げると言う素晴らしい経験をしたのもあなた自身だからです」と書かれています。 ただ、日本ではスクェアダンス人口が右肩上がりに増えている現在、個人個人のダンス歴、レベル、力量に応じて楽しみ方も様々で、「ゆっくりが楽しい」、「速いテンポが楽しい」、「難しいのをこなすのが楽しい」、「シンギングが楽しい」等々の楽しみ方があるはずです。 それでも、8人が一体となって踊るスクェアダンスの基本となる楽しみ方は、微笑を忘れず、各自が最善を尽くして踊り、最後に拍手で称え合う、なのでしょう。 その他 ・役員会案内 ・ビギナークラス受講生募集 |
2004年2月21日 No.721 スクェアダンス10則:その9 You're never through learning 常に学べ |
直訳すると「あなたは学ぶことから決して抜け出ることはない」の意味で、要するに「常に学びなさい」と言っているのです。 この項の解説には「スクェアダンスには常に学ぶことの出来る新しい何かがある。また、ダンスのある部分を改善しなければならない新しい何かもある。ダンスで間違いをするのは当然の事である。しかし大事なことは、間違いをしたときに何がまずかったかを考えて、それを記憶しておくことである。そして次に同じコールがかかったら2度と間違えないことである。もし不明な点があり、それを質問する機会があるならコーラーに尋ねることをためらってはならない。もしかしたら質問するのがあなた一人だけかもしれないが、あなたの質問は恥ずかしくて手を挙げられない他の人にも役立ち、彼らはあなたに感謝するだろう。」と書かれています。 全くそのとおりで何ら反論の余地はありません。「常に学べ」は、単にスクェアダンスの分野だけでなく、人類全ての分野で真理だからでしょう。何事においても、「人間、死ぬまで勉強」とよく言われるのもこのためのはず。しかし現実は、「分かっているけど実行しない、実行できない」がほとんどで、この世界でも同じ間違いを何度も繰り返す人が必ず居るものです。 たかが趣味、学ばなくても生活・生命に何の影響も無い、とたかをくくっているのでしょうか...? 1人の間違いは他の7人の楽しみを損なう、とのスクェアダンスの特質を思い起こして、「学ぶ心」をいつまでも持ち続けたいものです。 「常に学べ」が、プラスやアドバンス等への「安易な駆け込み」ではないこともお忘れなく! その他 ・役員会(3月13日(土)16:50〜) ・ビギナークラス受講者募集を! |
2004年2月14日 No.720 今宵、オープン例会そして...ミニパーティ ようこそ、ウェスタン・スターズの例会へ....! |
1年で最も寒いこの時期、しかも何かと忙しい土曜日の夜、私達ウェスタンの例会に参加いただいたお客様の皆さん、「本当にありがとうございます。」短い時間ですが、私たちの会員と共にスクェアダンスを楽しんでいただきたいと思います。 他のクラブも多分同じでしょうが、ウェスタンの例会には踊れる人なら誰でも、いつでも、参加は自由です(しかも無料)。今回札幌市内と近郊のクラブに「オープン例会」の案内を出したのは、16年近くのウェスタンの歴史の中で初めてのこととなります。この理由を内輪の恥さらしとなりますが、ちょっと...。 ウェスタンの会員数は過去9年連続の全道1位ですが、ここ数年例会への出席率は低迷していて、この1年間は約半数の出席となっています。会員の体調、病気や家族の介護、看病や突然の用事など、欠席の理由はそれなりにあるようですが、それでも30名前後の例会が続くことへの例会出席率向上対策の1つとして「ミニパーティ」の実施が取り上げられました。例会をパーティのように楽しくしようとの発想でした。 しかし「コスチュームを着ただけの例会では無意味」、「パニエの持参が面倒」などの否定的な反省も出されたのです。そこで、外部からお客様を招いて一層パーティ形式にしようと発想したのが今回の「オープン例会への案内送付」です。 この意味からも、「今日のご参加本当にありがとうございました。」ウェスタンの会員もお客様も、いつもと違った雰囲気でダンスを楽しめるはずですので、今宵のミニパーティでゆったりとくつろいでください。 しかも今日はSt.Valentine's Dayという“愛の日”デス! その他 ・日S協 会員登録手続き今月中に ・4月からビギナークラス開始、受講者募集を! ・16周年アニバ、チラシ点検を |
2004年2月7日 No.719 スクェアダンス10則、その8 Be a friendly dancer 友情を深めよ |
英語の名詞「friend フレンド」は、もう日本語化していると言えるほどなじみ深いものになっています。この語に接尾語のlyがつくと形容詞となり、「親しい、仲がよい、友好的な、親切な」の意味を持つことになります。 従って原文は「友好的なダンサーになりなさい」の意味です。 又この解説には、「友情はスクェアダンスで得られる最も大きな報酬である。あなたはスクェアダンスにおける主人公なのです。いや、実際は誰もが主人公なのです。スクェアダンスの中では、他の人達と友人となる機会を作り、そして出来るだけ多くの違った人と踊るようにしなさい。“スクェアダンスは友情を音楽の中に組み込んだものである”との名言もあるのですから。」と書かれています。 ゴモットモ!と言いたいのですが、スクェアダンスも人間が造りだした活動ですので、日本のみならず世界の各地で、いさかい、対立、紛争が絶えないと同じように、クラブ内やクラブ間でも、ダンスの力量、ダンス・レベル、クラブ運営、コーラーの力量等々についての妬み、不信感、中傷のたぐいが陰口という形で一部流布しているのも現実のはずです。 いや、だからこそ「友情を深めよ」が高く掲げる必要があるのかもしれません。年齢、性別、人種、宗教、国籍を超えて、人間同士が同じ楽しみを分かち合える数少ない趣味の一つがスクェアダンスなのですから。我々ウエスタンも「明るく楽しい例会」をモットーにしていますが、会員出席率がまだ低迷している現在、「友情を深めよ」を会員一人一人がもっと心に刻む必要があるのでは? 来週:オープン例会:ミニパーティ:コスチュームを忘れずに ウエスタンの例会には誰でも「お客様」として参加できるのですが、「オープン例会」として他のクラブに案内状を出すのは、15年の歴史の中で初めての試みです。果たして何名の方が来てくれるか分からないのですが、いつもと違った雰囲気の中で、ダンスを楽しみましょう! 女性更衣室として第5会議室を予約してありますのでご利用を。 |
2004年1月31日 No.718 スクェアダンス10則、その7 Take it easy 気楽にやろう |
Take it easy 「テイク、イット、イージー」はアメリカ人が日常生活でよく使う表現ですので、知っている人も多いはずです。「気楽にやって、のんきに構えて、無理しないで、肩に力を入れないで、あせらずにやれよ!」等の意味で、困っている人、慌てふためいている人、落ち込んでいる人、せっかちな人にちょっとしたアドバイスとしてよく使われる表現です。さらには、別れ際の軽い挨拶として「さよなら!」の代わりにも使われるようです。 スクェアダンスの世界では、「ガツガツ踊るな!無理して踊るな!」とのアドバイスでしょう。「歩ける人なら誰でも踊れる」スクェアダンスですが、結構疲れるものです。特に初心者は頭もフル回転で踊りますので、心身共に疲れるはずです。私、泊りがけのパーティに参加して、土曜日の夜、腰につけた万歩計を見ると16,000を超えていたことがあります。仮に1歩が50センチなら、8kmを歩いたことになります。ただひたすら8kmを歩けと言われたらウンザリですが、音楽のテンポ・リズムとコールに合わせて、他の7人の仲間と動くから、さほど苦痛に思わなかったのでしょう。 でも「いい運動をした」との実感はありました。コンパでのビールも一段美味しく飲めました。跳んだり走ったりの他の運動やスポーツに比べると、言うまでも無く軽い運動量のスクェアダンスですが、2時間、3時間・・・と長丁場になることが多いので、結構疲れるはずです。 そこで原文の解説には「度を超してはいけません、スクェアダンスは激しい活動です。特に初めてのスクェアダンスの経験は疲れるものです。もし疲れたら、腰をおろして少しのあいだ休み、一息つきなさい、そのような人を誰も誘わないだろう。また時には、見ること、聴くことによって、多くを学ぶことが出来るだろう。」ゴモットモです! |
2004年1月24日 No.717 今日総会です |
今日の例会ミーティングを7時20分頃から始め、引き続き「クラブ総会」を行います。主な議題は、クラブ会計の決算報告、16年の行事計画、役員改選、会計予算の審議などです。後ろのテーブルに「総会資料」を置いておきますので、ダンスの合間にでも目を通しておいてください。 さて、再確認ですが、ウェスタン・スターズはカルチャー・スクールではありません。お金を払って、自分の学びたいレベルの講習を受けて、あとの事は“我関せず”という訳にはいかない。クラブなのですカルチャー・クラブが悪いと言っているのではありませんので、誤解しないでください。良い面も多いのですから、クラブの運営などの煩わしい事が嫌な人にとっては向いているはずです。ウェスタンは創立以来、自分たちの責任で運営していこうという方針を採って来ました。会員になるといくらかの義務を負う、ということです。例会への参加、会費の納入はもちろんですが、会場予約,例会当番などの煩わしさも引き受けなければならないのです。でも、カルチャー・スクールと違って、義務を果たす人には発言権があるのです。今日の総会では、この発言権を大いに活用して、日頃「こうすれば良くなるのに」、「何か変だぞー!」、「これって、どうなってるの?」等々の質問や意見をどしどし出してください。昨年が「曲り角の年」だったなら、今年は「再出発の年」として、今までとは違った提案もなされる予定ですので、実のある総会となるのを願います。 |
2004年1月10日 No.716 あけましておめでとうございます 平成16年がウェスタンにとって良い年でありますように! |
12月20日に「踊り納め例会」と「忘年会」を行ってから、早くも3週間が経ち、今日は「踊り始め例会」と「新年会」の日となりました。でも、お正月も10日となると、お屠蘇気分も抜けて実社会では日々の生活はいつもと同じように動き始めているのですが、今日は平成16年の初例会ですので、改めて「明けましておめでとうございます。」 さて、今年の干支は申(さる)です。猿にまつわる表現が色々ありますが、「見ザル、言わザル、聞かザル」はお馴染みの表現の一つです。世の中や他人の不幸、悲しみ、いさかい、憎悪などに距離を保つこと、もっと積極的には、相手や自分にとって不利益、不都合なことには見ても見ぬふりをし、口を閉ざし、耳をふさいでいるのが賢い生き方である、とのたとえによく使われる表現です。処世術として一理あるのですが、情報化時代の今の世に「あっしにゃ係りのねえことでござんす!」、「触らぬ仏にたたりなし!」と言って渡り歩くことは、なかなか出来なくなっているはずです。昨年がウェスタンにとって「曲り角の15年目」だったとするなら、今年はウェスタンの再出発の年となるはずです。ビギナークラスの時期と内容、例会出席率の向上策、会員間のダンスレベルの解消策、等々みんなで知恵を出し合って対応しなければならないことも、いくつか現実問題としてありますので、ご協力ください。「見ザル、言わザル、聞かザル」と逃げずに「猿知恵」、「猿真似、「猿芝居」を排して、1人1人が人間の目・口・耳を使いウェスタンをより良いクラブとする「平成16年」になることを願っています。 そんな願いを込めて、恒例の新年会を例会後2階の集会室で行います。持参の料理は、2階の第4集会室に置いておいてください。例会終了後、全員で会場設営、配膳作業を行いましょう。約3時間の会食で、会員相互の親睦を深め、ひいては「ウェスタンの良き16年目のさきがけとしましょう! |